ウォと中国人妻とハイズ

　地震津波警報機を二階のホールにつけた。寝ているときでも昼間ネットしているときや民放テレビみているときでも家中に聞こえるはずだ。自宅で被災しても家がもてば電気、ガス、水がなくてもざっとだが一週間はもちこたえることができそうだ。地震よ、来るなら来いといえる備えはできた。

　私が先週までいた大手自動車メーカーも例にもれず工員の多くがパチンコに通う。まるで業務の延長のように、定時あがりはパチンコへ直行だし、昼勤の週末もパチンコ三昧である。パチンコ業界と自動車業界は「提携」しているかのようにトヨタ系従業員は何も言われなくても進んでパチンコ店へ行くのだ。
　私はそんな３０代に負けて、正社員登用はされなかった。が、いまとなっては夜勤のない「トヨタ系」ともいえる別の工場へ正社員として採用されよかったと思っている。
　転職にはタイミングが非常に重要だと思う。私が入社できたところは派遣と契約の社員が多く正社員が少なかったこと、業務が増えて人員増員が必要になったことであった。当然、そこに自らアプローチしなかたら、私でない別の人が採用されたに違いない。私は満期を待たずに、生産協力金を捨ててアプローチし続けた結果、いまの会社へ採用されたわけである。もし、待っていたらいまの会社に枠はなかったしスタートラインに立つ時期もさらに遅れることになった。３０歳まで好き放題してきた私には満足な決定である。