家っていい: ウォと中国人妻とハイズ

　当然意識の問題ではあるんだけど、家を買うことと、アパートで「仮住まい」することとの違いは、固定された戸建てを購入するとは、そこの地域で永久的に住み続けることを宣言したのであり、つまりは、この地域のメンバーになったことを意味すると考える。アパートでの仮住まいはアパート住民の交流はしなかったし、近所付き合いもなかったが、いずれ戸建てに引っ越したいという目標があったのでそこでの生活や地域交流を軽視していたということもある。しかし、一軒家をかったからには、そうもいかないし、一人で生きていこうとも思わない。積極的とはいかないまでも軽いあいさつや行事参加もできる範囲でやっていくつもりである。いずれ組長や会計の話もくるだろうがそれらもできる範囲で引き受けて地域のメンバーとして活動していく。
　
　わたしたちが引っ越してきた場所は、前方に道路を挟んで公園がある。これはアパート住まいと同じで住宅前に公園があるメリットデメリットが経験済みでメリットが高いと判断してこの点では納得済みで、我が家のように庭のない家には断然公園があるほうがいい。また公園廻りはここも一方通行であるし、そこに友人の車を駐車させることはここの周りに住んでいる住民はよく行っている。駐車場代わりに使っている不届き者も一軒見つけたがそういった使い方は良くないが、たまに、友人の車を止めさせるには都合がいい。

　庭がないので公園がまさに庭である。公園入口まで歩いて数十秒で大変有難い存在である。特に子供が幼児期には重宝するし、友達を作る場としても利用できる。それほど広くもないのでそこからの騒音が生まれることもない。高齢期に入ればわたしも公園で散歩するつもりだ。
自宅の庭や縁側、ウッドデッキでゆっくりできる一軒家を夢見ている人もいるだろうが、そういうのがあって家と家が近くのでなかなかゆっくりはできない。裸で縁側に座っていれば隣近所やアパートから丸見えで自宅であってもその程度の庭では好き勝手出来ない。だから、我家のように小スペースで二台車が止められればむしろそれで日々の生活を送るには都合がいい。こんどつけるウッドデッキもそれは洗濯物を干すスペースと防犯上つけるためである。