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バイリンガル教育についての考察2012年11月24日

 考察といえば、大学通信教育でもこんな何々の考察という題名をつけてレポートを書いたことがある。最近田中真紀子大臣が大学が多すぎることや大学運営の経営難もあり、三大学を不認可とするとして物議を醸していたが、テレビに出ていた地位のある大人たちほとんどこの政治家の下した決定には反対だった。大臣の認可でもってはじめて決定なのに、その決定に教育関係者たちは一斉に憤慨し決定を覆そうとした。法務大臣によって死刑の最終決定は下されるように、大学設置認可も大臣によって下さるというルールがあるのに、教育者たる学長たちは一斉にそのルールを覆そうとした。もしかしたら、将来やっぱり短大でやってたほうがよかったということにもなるかもしれないのに、自分の将来を踏みにじられたそう思ったに違いない。私が社員登用試験で不採用となることを恐れているように彼らもそう思ったに違いない。
 そうだ。バイリンガルについて少し書きたい。2歳半の宝宝にはベネッセから英語教育のダイレクトメールが頻繁に届く。ちょうどこのあたりの年齢からはじめるといいとあるし、マネの上手なときだから外国語学習を始めるにはいいとある。確かに、中国語も老婆や私の発音をまねて覚えている。計画的に中国語を教えているわけでは全くない。ただ生活しながら単語を中心に覚えさせている。効果はまだよくわからないぐらいのレベルだろう。普段は日本語が口をついて出てくる。当たり前だが、文章でしゃべる際もほぼ日本語だ。老婆の中国語を聞いていてわからない時もあって「えっ?」って反応することもある。老婆もそれだからついつい日本語をまぜてしゃべってしまう。だから中国語がしっかり
身についていかないと思われるところもある。しまじろうの中国語版DVDやネットテレビで中国語の子供番組を見せている。宝宝も大好きで自分から「巧虎みる」と言ってくる。DVDにある中国語の童謡も結構覚えた。大人ならば、私もそうだが、文字やピンインを見て覚えようとするだろうが、宝宝はただひたすら耳だけで覚えてそのままシャドーウィングするようにして覚えているのがわかる。こうやるから習得のスピードや定着力がのちのち違ってくるのだろう。わたしなんかは字幕がなければもうお手上げだが、宝宝はメロディーと一緒に歌詞を空で覚える。歌詞も適当な部分も多いが、外国語学習に初期段階では間違いはつきものである。この過程を踏まずして外国語がまともにしゃべるようになるはずはない。
 3歳すぎてくれば日本語もいまよりもっとしっかりしてくる。中国語という外国語の話をしているが、宝宝にとっては日本語こそ初めての言語習得の体験である。まさに外国語習得の謎ともいえることだが、文法的なことなど一切教えてないのに、過去形で「おしっこでた」未来形で「おしっこでる」など使い分けができている。また否定形も応用しながらいろいろな単語を否定できる。また親が発するはじめて聞く日本語もすぐにまねできる。これはもう言語習得の素養があるといっていい。だから英語も中国語もできるに違いない。あとは日本語がかたまったあとに、かたまる前にどうやって外国語をマスターしていくかという方法論の問題なのだ。宝宝は日本語と中国語を同時にマスターする方法で実験中である。欲を言えば、英語も教えたい。私が英語に興味あるし、宝宝にも英語での教育受けられるようにもしてやりたい。受験のための英語ならば中学生からでも十分だろうが、ネイティブと議論できるぐらいにするにはやはり「早いときから慣れさせる」という考え方に賛成だ。
 将来宝宝がどんな道を進むのか、誰にもわからないが、親が興味があっていいと思っていることを子供に身に着けさせたいという思いを否定することはないだろう。親が知らないことは、学校などから教えてもらうしかない。数学や物理に興味をもつ子に育ってもいい。わたしにはまったくわからないこともあるが、宝宝ならなんかできそうな気がする。数字に強いことになってほしいし、でも健康的にスポーツに取り組んでくれることもいい。人生ってむずかしいのだ。