ウォと中国人妻とハイズ

　マイホームがほしい。いや、いまの賃貸でもいいような気も正直する。無理して買っても、いずれくる大地震や津波で襲われることも考えるて物件を見ると、なかなか手が出ない。いや、金と地位（正社員）さえあればすぐにでも買えるが、物件が海に近すぎる。昔は、津波を意識しなかったときは、物件が海から２キロとかあればよし海が近くていいぞなんて思っていただろうが、いまでは津波の餌食になりやしないかと思ってしまうだけだ。安い物件はいかんせん海に近い。１００年間は来ないかもしれない。つまり自分らが生きている間は来ないかもしれないのだ。いや、明日来てもおかしくないと専門家は言っているではないか。そしたら、やっぱり津波が到達しそうな場所の物件は避けるべきではないか。たまたま先祖が海の近くに土地をもっていてそこに家を建てるということであればまだ我慢できるが、新しく戸建てを購入するのならば、一定の基準を設けて家さがしをすべきということになりそうだ。確かに安いのは海に近いのだ。毎晩物件をさがしてグーグルで場所を確認するが、日本の土地の狭さ、山が多く住宅を建てる平坦な土地が少ないのが地図をながめているとよくわかる。非常に山林が多い。結果海側に家が建てられる。

　ほかにトルコやマドリードのプレゼンを控えているためか、ここ数日間に行われたオリンピック招致のためのプレゼンはテレビを見る限りでは内容までは深く伝えられていないが、概ねいいできばえだったということは聞いた。しかし、作家でもある猪瀬都知事の英語のプレゼンと思われる英語でのスピーチを聞いてなんでそんなにへたくそなのか、なんでもっとしっかり覚えてこないか、というのが私の感想である。日程にあるプレゼンのための英語をなぜもっと練習しないのかと思うし、作家で都知事であってもやっぱり日本人は英語がへたくそが多いと思うし、日本社会は決して英語は重要科目ではないことがほんとによくわかるし、日本に暮らす日本人はこの事実を認識してこの社会で生きていくべきだと思う。つまり、英語に費やす時間があるならば、それ以外のことで成功を収めるように努めるべきということだ。数学や理科をもっともっとやるべきだ。あの英語では猪瀬知事が英語で外国のメディアや有識者と議論できるなど到底考えられないし、日本語だけでものを考え都政を行っているということだし、それで必要十分な仕事ができるというわけだ。
　なまじ英語など日本社会ではほとんど評価されない。宝宝にはこの事実をしっかり伝えていきたい。計算、数学、理科、物理などそっち方面をしっかり勉強するようにアドバイスしたい。中国語もしかりだ。言語は片手間で隙間時間だけで覚えてほしい。都知事の英語を聞いてそう改めて認識させられた。　
　日本で成功したいなら、これに尽きる。「英語は勉強するな」

　はい、まだやってます。まだ探してます。期間工のくせに、あきらめていません。２３８０万円の物件がほしい。これは、万が一、津波が押し寄せてくる場合でも未到達地域と思わる場所にあるし、駐車場も3台分あるし、周りに家が少ないし、のどから手が出るほどほしい物件だ。
　冷静になると、別にこれじゃなくてもいいが、これが欲しくてしょうがない。不動産屋からは期間工２年未満であることを伝えると顔色を変えて難色を示した。それでしばらく忘れようとしたが、２週間たってもまだ忘れられず脳裏から離れない。あと少しで考査だし結果も2か月でわかる。冷静になるべきだ。宝宝はまだ小さい。小学校近いし中学校も近い。でも宝宝はまだやっと3歳になる。あとまる4年あるのだ。その間家は4年間古くなるだけだ。実は、よくよく考えてみると、いま住んでいるアパートは今どきの言葉でいうと、「コスパがいい」といえると思う。職場が近い。大型スーパーが近い。ガソリンスタンドもその他なんでも１０分もあれば行ける。アパートも住宅街にあって閑静な場所である。そう、あわてることはないのだ。子供も宝宝も一人。狭いとか生活が不便とかそういったことは一切ない。シャワートイレがないとか、風呂が古臭いというのはあるが、水洗だし、熱い湯がすぐにでるし、不便さはない。賃貸だから、自分で手入れする必要もないし、大地震が起きても津波がきても逃げるだけだ。アパートが流されても関係ない。これがマイホームならば、地震に耐えられるのかとか、津波がきても大丈夫かなど懸念材料はつきないだろう。アパートならば、とりあえず一生懸命逃げるだけだ。マイホームは正社員になってからじっくり考えよう。２０１５年１月２２日が来る日まで。